2015年8月 私は佐賀県のネットショップを運営している株式会社イマリを5年ぶりくらいにお邪魔しました。
佐賀まで行った理由は、ただ一つ。
「株式会社イマリはどんどん会社が大きくなってますが、この5年間いったい何してたんですか??」
っていう質問をし、何かヒントを得るためです。
その時教えてもらったのが、MG研修(MQ戦略ゲーム研修)。
「多分、口で説明してもわからないと思いますので、9月にイマリ主催でやりますから、是非、来てみたらいいですよ。」
いろんな話はしてもらっていましたが、会社がどうやって大きくなったのか?ってことだけは、あまり理解できてなかったです。
でも、一度行ってみないと全てわからないと思ったんで、社員3人で行ってみることにしました。
初めてのMQ戦略ゲーム(MG)研修
初MGのファイルを見返すと、「頑張ってたな!」ってのがすごく感じられます。
(今でも、「楽しく、美しく、効果がある」MGを心がけていますが。。。)
キャッシュフロー計算を教えてもらったり、シニアルールでのゲームも経験してたみたいです。
(そんなことは全く記憶に残らないくらい、頭がパンクしそうだったことを覚えています。。。)
その中で、記憶に鮮明に残っていることは、2つあります。
一つ目は、
経営計画「経営は逆算である」(一倉 定)というメッセージ
会計の勉強がはとにかく嫌いな私ですが、大切なことを学んでいる気がしてなりませんでした。
「なんだこれは!?凄すぎる。」今までの自分は何だったんだ。。。「経営者がする仕事って、こういう事だったのか??」
と、本当に「目から鱗」でした。
何度か「計画は大切だ。会社は計画を立てなければならない。」と一生懸命資料作りをしていたことを覚えています。
サラリーマンの時にやってたことを思い出し、その資料を引っ張り出して、わからないのでただ見た目の計画をたてるだけ。
「売上」と「志」中心の経営計画書(モドキ??)、経営計画発表会をしたこともありました。
ただ、時間をかけてスタッフで作った資料も、
その後ほぼ見られることなく、1年が過ぎていってましたけどね。。。
「ただ計画を立てるだけでは会社はよくならない。」
「誰も見てないし、誰も目標通りに動いてくれない。」
当時は、「自分の書いた計画すらも見ないのかよ!」って、思っていましたが、
そもそも、その考え方が違っていることに気付かされました。
だって、「何のために経営計画を立ててるのか?」
「経営計画を全うすることで、何が良くなるのか??」そんなこともわかってないのに、
スタッフが計画を見て仕事をすることなんてできないですよね。
だって、作った計画そもそもがモノマネのような計画書で魂込めたつもりの計画書。
そう、魂なんてこもってません、残念な計画ですからね!
当時のスタッフに謝りたいです。
で、本題に戻らないといけない。
経営計画は、利益からの逆算です。
当時の経営計画は、売上が昨年対比いくら??
経費はいくら??それ以上は考えてなかった。
以下のようなことを一切考えないで、経営計画を立ててたので、
先ほども記載したように全く使えない経営計画。
こんなとりあえず立てた計画であれば、立案する時間がもったいないだけですよね。
「さらに、何のために計画を立てたんだ!」とか、言われたスタッフは、、、本当に申し訳ないです。
その情けない経営計画に対しての考え方が、180度変わる瞬間が初めてのMG研修にありました。
「経営計画は利益から逆算」をする。
【企業方程式】PQ=VQ+F+G
【経営計画の立て方】
1. 経常利益G・固定費F・平均単価P・平均原価Vを決める
2. MQ(売上総利益)M(平均粗利)を算出する。MQ=G+F M=P-V
3. Q(販売件数)を算出する。Q=MQ÷M
4. PQ(総売上)・VQ(売上原価)を算出する
どれだけの利益を上げたいから、どの商品をどれだけ売って売上を作っていくのか??
目標利益を作るのに、どれだけの時間がかかるのか??
目標利益を作るのに、どれだけの固定費が必要になるのか?
今期の終わりはどういう会社の状態にしておくのか?
お恥ずかしい限りですが、今までそんなことは全く考えてもいませんでしたが、
こういった方法で経営計画を立てることが出来たら、使える計画が立てれるのでは?と深く感心しました。
この記事へのコメントはありません。