「この半年間、本当によく研修に出て、勉強しすぎな程勉強しました。」
人生でここまで勉強することがあったのかと思うくらい。
でも、必要性を感じてする勉強だから、「よく頭に入る」というか、「すぐやってみたいという意欲」があって、
とてつもない吸収力を高めていることに気付く。
人は読んだり・聞いたりしただけでは学習出来てない。
この話は、今年8月「指示ゼロ経営」という経営を勉強させていただきました、米澤晋也氏の言葉。
後継社長のための自律型組織の作り方 指示ゼロ経営
米澤 晋也氏
研究によると、人は「読んだことは10%・聴いたことは20%・見たことは30%」しか学習しないと言われている
本を読んでも、研修で聴いたことも、現場を見ても、ほぼ学習出来ていないという現実がある。
さらに残念なことに、研修の際「ノートを一生懸命とっても、そのノートを見返すタイミングはほぼない。」
何が言いたいかというと、本を読んでも・研修にでても、それだけでは、ほぼ意味がないということです。
では、研修の際に一生懸命書いた「ノートを見返すタイミングってどんなときだろうか??」
「学んだことを使おうとするとき」「人にそれを伝えようとするとき」
そんなタイミングがないと、一生懸命書いたノートは一切見返されることもなく、記憶とともにそのまま置き去りになってしまう。
人は「自分で言ったことは70%・言って行動したことは90%」も学習出来ちゃうんです。
短時間で本気で学びたい場合、「学んできたことをすぐ、人に伝えようとする」ことです。
これは、私が実体験したことで、本当に学びの吸収が早いです。
人に伝えることを考えながら学習すると、メモの取り方が変わります。
人に伝えることを考えながら学習すると、講義を「聞く」から、講義を「聴く」に変わります。
実際に人に伝えようとしてみた結果、自分の理解度がすぐわかります。
「知る」と「わかる」と「出来る」の違い
自分ではしっかり勉強して「わかってるつもり」それは、「本当にわかっているのだろうか??」
いつもするから体が覚えている作業、本当に「頭で理解出来ているのか?」
よく応用力とか言いますが、そもそも「応用力とは、出来るようになって初めて発揮するもの」だと思う。
「知る」と「わかる」の違い
最近、スマフォやPCで文字を送ることがほとんどで、漢字を書くことも少なくなったが、
もちろん、PCやスマフォの文字変換機能を使えば、漢字を間違えなく使って文章を書くことが出来る。
ただ、ノートに手書きで文章を書いたら、頭の中でなんとなくイメージできている漢字が書けない。
「知る」・・・なんとなく分かっている。ヒントがあったら使うことが出来る状態。
「わかる」・・・ヒントがなくても、答えを導き出すことが出来る状態。
これが「知る」と「わかる」の違い。
「わかる」と「出来る」の違い
それは、先にも書きましたが、応用力があるかないかが違いです。
要するに「出来る」ということは、使うことが出来る状態をいいます。
「わかる」・・・半径1cmの円の面積を答えなさい。 A. 3.14㎠
「出来る」・・・1円玉の直径は2cmです。50円玉の、直径は2.1cmで、直径4mmの穴が空いてます。1円玉と50円玉では、どちらの面積が広いでしょうか。 A. 50円玉
「知る」→「わかる」→「出来る」には、何度も繰り返すことが必要です。
「出来る」には繰り返し練習が必要。「楽器」「スポーツ」「料理」「九九」もすべて繰り返し練習している。
勉強会や講演で人に伝える人たちも、「1回より2回」「2回より3回」と回数を重ねるほうが必ず上手になります。
せっかく学べるチャンスだからこそ、自分のものにするために「伝える」「教える」ことを意識して、まだまだ勉強し続けます。
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